サマーソニック'19に行ってきました。
今年20周年のサマーソニック東京に行ってきました。
今年は去年と違って3日間ソールドアウト。トリはB'zにレッチリだし、来年の開催は無いとアナウンスされているので、これは売り切れる予感しかしなかった。結果あっという間に売り切れ。早くチケット確保しておいて良かった。
正直フジロックほど待ちに待った感は無いので、気が付けば「あ、明日サマソニだった」というレベルなのですが、行ってみたら今年はめちゃくちゃ楽しかった。
今年も土曜日だけの参加です。観ようと決めたのはインタラプターズ⇒ランシド⇒インタラプターズ⇒RHCP。
今年もクルマで現地へ。
高速道路は至って順調に進んだものの、湾岸習志野IC料金所から大渋滞。浜田の交差点すらすんなり右折できない始末。なんじゃこりゃ。
1時間以上かかってようやく幕張メッセ駐車場に入る高架に差し掛かると、あんなに巨大なメッセ駐車場が8割埋まってるではないか。
駐車する前に満車になったらどうしようと思ったけど、今までで一番遠い端っこになんとか駐車できた。結局満車になったかどうか不明のまま。
まずは昼飯と、一番空いていた創作割烹 武田101へ。割烹屋さんのポークソテーサンド¥1,000をチョイス。食パン3枚使ったデカいサンドだったけど、空いているだけあってあんまりうまくない。というか暑すぎて食欲がそんなに湧かない。
そんなこんなでThe Interruptersへ。
The Interrupters
RANCIDのTimのプロデュース&Hellcat Records所属ということでRANCIDの弟分といったところ。RANCID直系のスカパンク・バンドということで絶対観ようと決めていた。
スカパンク・バンドなので当然スカが中心。パワーコードでガンガンかき鳴らすような曲は少ないけど一曲目からモッシュの嵐。自然と体が動くとはまさにこの事。やはりスカは楽しいし期待を裏切らない。曲を知らなくても関係ない。スカってライブで聞いてこそなんぼだと思う。
それにしても初来日なのに観客がそこそこ歌えててびっくり。この手のバンドの曲は覚えやすくてシンガロングしやすいのだけど、みんなかなり聴き込んでる感じがした。名古屋のパルコにはCDすら置いてないのに。
ライブバンドだけあってMC(喋ったのはほぼギター)も煽りも慣れたもの。意外に良かったのはビリーアイリッシュのBad Guyのカバー。スカのリズムでも全然違和感なし。オリジナルより良い気がする。Bad Guyが良いのかInterruptersが凄いのか。
あっという間に約40分のライブが終了。舞台袖でRANCIDのTimとMattがちゃんと見てた。RANCIDよ、連れてきてくれて本当にありがとう。
Interruptersで汗だくになって、RANCIDを観るためにマリンへ。とにかく暑い。
これは干からびると思ってポカリに並ぶもこの行列。
いつも思うけどなぜ苗場より高いのだ。
RANCID
RANCIDを観るのはいつぶりだろうと調べていたら、2015年のパンクスプリング以来だった。実に4年ぶり。そんなに経ってるとは。。。
正直な所一番最近のアルバム2枚は買ってないのだが、日本に来れば東名阪は絶対回ってくれるし大好きなパンクバンドなのでライブは行くようにしているのだ。
マリンに登場したRANCID。風貌がだいぶ変わってしまった事は前回の来日で知ってたけど、Timのヒゲがとんでもない事になってた。マットはあんまり変わってなく渋みだけ増した感じ。
1曲目Roots Radicals~Radioで、見た目普通のおじさんとモヒカンおじさんばかりのモッシュピットは大爆発。いい歳したおじさんたちの激しいモッシュにMWAM待ちの若者(特に女の子)は引き気味。そんなピットで私も健全なモッシュに参加。
「Radio」はRancidの曲の中で最も好きな曲。この曲はボーカルのティムアームストロングの音楽への愛が歌われています。
”When I got the music,I got a place to go”
(音楽を見つけたとき、そこに俺の居場所があったんだ)
RANCIDのライブは大掛かりな演出があるわけでもなく、シンプルに4人が演奏するだけ。他のアーティストでありがちな今回より前回が良かったとかは全く無い。だってライブは毎回素晴らしいのだ。ただ曲を演奏するだけでこれだけ盛り上がれるバンドはそう無いと思う。どこかのバンドが客はバンドじゃなく曲に付いてくるって言ってたけどホントそう思う。
とりわけフロントマンのTimを拝められて嬉しかった。私の中で天才だと思うSSWの1人だし大好きなSSWです。私が思う本当のPUNXもこの人。相変わらずしゃがれた声と、ギターと一緒にクルッと回る仕草は健在。
本家スカパンクのOld Friend、Time Bomb演奏はインタラプターズのギターがオルガンで参加。体力を使い果たしたおじさん達を奮い立たせるように最後は定番のRuby Soho。
古いアルバムから惜しみなく名曲を演奏してくれるスタンスは変わらず。最高に楽しい45分間でした。
The Interrupters(2回目)
RANCIDが終わって水だけ買って向かった2回目のインタラプターズ。ビルボードジャパンステージという割とフジのレッドマーキーよりさらに一回り小さいステージ。
やはり小さくて近いステージはこういうバンドにピッタリ。2回目という事もあってマウンテンより盛り上がってた気がする。
セットリストはほぼ変わらないけど、Operation IvyのSound Systemをカバー!待ってました!スカパンクの生みの親であり、原点にして頂点と言っても過言ではないOP IVYはやっぱ凄いぜ。
インタラプターズのステージにTimが出てくるんじゃないかと相当期待していただけど結局出てこず。それでもステージが終わっても帰ろうとせず、アンコールに期待する観客がたくさんだった。
RANCIDとインタラプターズで疲れた体を癒してくれるレッドブル。なぜフェスで飲むレッドブルはうまいのか。
チリペッパーズ前の腹ごしらえ。いつもこの位置に出店しているホットドック屋さん。毎回お姉さんが外で接客をやってるんだけど、今年はやけにセクシーなお姉さんがいるなぁと思ったら、セクシー女優さんだったようだ、、、、
レッチリは初めて観た16年フジがいまいちだったので、スタンドで観ようかなと思ってたけど、ほぼ満席のアナウンスを聞いてアリーナで観る事に。
ラッドウィンプスが終わる少し前にアリーナに入ったけど、スタンドとアリーナはパンパン状態。スタジアムがこんな状態になってるの初めて観た。
それでもセットチェンジ中に少し前に行けたのでPAの少し後ろでRHCPを観る事に。
Red Hot Chili Peppers
あまり期待せずに観に行ったRHCP。終始2016年フジロックを思い出しながら観た。
1曲目はCan't Stop。これなぜかフジでやってないのだ。これでスタジアムは大爆発。そして今回のレッチリはフジより音が出ていたおかげで、ギターがものすごく良く聴こえた。レッチリはフリーに目が行きがちだけど、多種多様な音を出すジョシュのギターが良かった。レッチリはベースよりギターだとようやく気が付いた。今回はPAグッジョブと言わざるを得ない。
そして何よりセットリストが素晴らしい。これまでのヒット曲を並べたベストアルバムのようなセットリストだったし、まさかAround The Worldをやるとは思わなかった。Around The Worldイントロのベース1弦を弾く音をまさにフリーがしてみせたので、これはAround The Worldか!? でもまさか演らんだろうwwなんて思ってたら本当に演奏しおった。
Under The Bridgeではスタジアム全体はスマホのライトを照らして振ってた。これってラッドウィンプスでもやってたけど流行ってるのか??
最後はGive It Away。
終盤になるとアンソニーはへばっているように見えたけどもう年だしなぁ。。。
隣の女の子なんて「トラ柄の頭のおじいちゃんが可愛かったw」なんて言ってるし。
確かにおじいちゃんだけれども笑
結果的に観て良かったレッチリ。2016年フジのもやもやが少し晴れた。正直言って今後これ以上のライブが観れるとは思わないけど、曲もパフォーマンスもこれぞレッチリというライブだった。
サマソニ恒例の終演後の花火を見てマリンから撤収。
いつもと同じようにメッセへ戻り、お馴染みムンバイのバターチキンカレー。サマソニでも安定の美味さ。
混んでるかと思いきやメッセ内はガラガラ。どの出店も待ち無しで買えた。
最後にこの日2杯目のレッドブルを飲んで撤収となりました。
ということで今年のサマソニはおしまい。サマソニが終わると夏も終わる。
今年のサマソニはインタラプターズとRANCIDに尽きる。ライブでこんなに体を動かして汗をかいたのは久しぶりだし、パンクってこんな楽しいんだと改めて思った。これはここ最近のフジロックでは味わえない感覚だった。
そもそもフジに西海岸のパンクバンドが出演しないのは謎なんだけど、代わりにサマソニが呼ぶのでそういう意味では住み分けができてるなと思う。フジで観られないのはサマソニで観れるし逆も然り。
来年の開催が無いのが残念だけど、代替イベントの計画があるようなので期待しておこう。