_Leave_Home_

音楽、クルマなど好きなコト、モノについて書いたブログです。

【車両レビュー】Audi A4 45 TFSI quattro S line

【車両レビュー】Audi A4 45 TFSI quattro S line 

今回は納車された私のA4について書いていきます。
認定中古車ということもあり契約から納車まで時間はかかりませんでした。

これで晴れて私もアウディオーナーです。

アウディを知るキッカケ

そもそも私がアウディというクルマを認識したのはかの有名な映画「トランスポーター」を見てから。

主人公ジェイソンステイサムが運転するのはアウディA8。ジャンプしながらアンダーフロアに取り付けられた爆弾を引き剥がし、2台のトラックの間を片輪走行し、池に落ちてもエンジン始動するA8を見て

アウディすげえええええええええええええ!!!」

ってなったのは私だけではないはず。映画の超過剰演出とはいえ、アウディA8に強烈な印象を与えたのは間違いありません。思い起こせば映画のA8はすでにシングルフレームグリルでしたね。トランスポーターは2、3、4までアウディA8(4はS8)を採用していました。

ティグアンを買う時もアウディは意識しましたが、ドイツ御三家ゆえの価格だったので早々に候補から外れました。あれから約10年・・・アウディに乗る日が来るとは。

アウディA4を選んだ5つの理由

これまでの記事を見直しましたが、肝心の「なぜアウディA4を選んだか」が書かれていなかったのでここで理由を書きます。

①ティグアンと同等かそれ以上のエンジン性能
最初はディーゼルも良いなぁと思ってましたが、吹け上がりの良さやディーゼル特有の音を考えるとやはりガソリンエンジン

②ドイツ製スポーツセダン
クルマ選びをしていくうちに、ユーティリティを求めるより走りが良いとされるクルマに乗ってみたい!と思う気持ちが強くなってきました。でも人も乗せるし荷物も載せる。そうなると王道中の王道で世界のスタンダードのドイツ製セダンという選択に。

③縦置きエンジン
セダンを調べれば調べるほど縦置きエンジンのクルマに興味が出てきました。やはり走りを求めるなら縦置きでしょ!縦置きエンジンのドイツ製セダンとなるとVWは無くなり、メルセデスBMWアウディの選択肢に絞られた訳です。

④デザイン
デザインについてはこれまでも言及していますが順位を付けるとこんな感じ。
エクステリアデザイン・・・アウディメルセデスBMW
インテリアデザイン ・・・アウディBMWメルセデス

⑤A4の理由
最後に前述の①~④を踏まえてA4にした理由です。
まず縦置きエンジンとなると必然的にA4以上になります。
A6以上だと金額が高くなりすぎるし、金額を上げるなら車格を上げるよりV6を積んだS4またはオプション盛り盛りA4のほうが良い、という理由でA6以上は無し。
デザインの好みだとA4>A6=A8>A7>A5であまりクーペには惹かれず。
アウディを買うならクアトロは必須だったのでガソリン車かつクアトロ装備は45TFSI一択。ということで結果アウディA4 45TFSIとなった訳です。

Audi A4 45 TFSI quattro S line スペック

【全長×全幅×全高】4,770×1,845×1,410mm
ホイールベース】2,825mm
【車両重量】1,610kg
【総排気量】1,984cc
【最高出力】180kW(245PS) 5,000~6,500rpm
【最大トルク】370Nm 1,600~4,300rpm
トランスミッション】7速Sトロニック(デュアルクラッチ)
【駆動方式】ウルトラテクノロジー付きクワトロシステム(四輪駆動)
【タイヤ】245/35R19(オプション)
【最小回転半径】5.5m
【使用燃料】:無鉛プレミアム
【トランク容量】:460L
【車両本体価格(消費税込み)】¥6,270,000
【その他】12Vマイルドハイブリッドシステム

エンジン

【エンジン】ターボチャージャー付き2リッター直列4気筒 TFSI
【最高出力】180kW(245PS) 5,000~6,500rpm
【最大トルク】370Nm 1,600~4,300rpm
【0-100km/h加速】5.8秒
【最高時速】250km/h

エンジンですが2020年モデルは245PSです。2021年モデルから249PSに変更されているようです。2020年10~12月頃に登録されている認定中古車はほとんどが2020年モデルの245PSだと思います。その時期でも新車で買えば2021年モデルになるはず。

エンジンルームを開けてみます。ボンネットはダブルキャッチです。つっかえ棒はありません。エンジンカバーは普通。デザインの演出は何もありません。f:id:takabosejp:20210925004613j:plain

左右のサスタワーへ補強パーツが伸びています。サスタワーのケーブルはダンピングコントロールサスペンションのセンサーと思われます。f:id:takabosejp:20210925004637j:plain

エンジンの搭載位置はフロントタイヤより前。車検証の前後重量を確認すると前が910kg、後ろが700kgとなっていてフロントが210kgも重い。かなりフロントヘビーですね。比率としては前57:後43。f:id:takabosejp:20211002180112j:plain

エクステリアデザイン

私がアウディを買った理由はエクステリアデザインが好きだからと言っても過言ではありません。デザインを美しい/カッコいいと思う感性は人それぞれですが、私はアウディのデザインに惹かれます。アウディ以外だとVWルノー。どことなく共通する部分があります。

シンプルでありながらもシングルフレームグリルがしっかり主張していて、アウディはスッキリとしたシンプルさとアイデンティティを上手く両立させているなと思います。アウディには無駄がありません。私が苦手なのはいわゆるガン〇ムのようなゴテゴテしたデザイン。今の日本車はほとんどがガン〇ム顔に見えてしまう。

前置きが長くなりましたが、エクステリアを紹介します。

①サイドビュー
縦置きエンジンの特徴として、フロントタイヤ中心からフロントドアまでの長さが広くなっています。ゆえにロングノーズでフロントオーバーハングも短くなり、セダンとしてのスタイルの良さが際立っています。これを見てしまうと横置きエンジンのクルマがいまいちに思えてきます。VWのアルテオンやパサートより断然カッコいいです。しかし、FRのメルセデスCクラスとBMW3シリーズはもっとタイヤが前にあり更にスタイル良く見えます。アウディはFFベースなのでこれが限界なのでしょう。

色はオプションのデイトナグレーパールエフェクト。見た時からこれにしようと思ってました。f:id:takabosejp:20210925011530j:plain

②フロントグリル
より低くよりワイドになったシングルフレームグリル。ヘッドライトの形状もスッキリしてとてもシャープになりました。以前のブログにも書きましたがシンプルでありながら進化を感じさせる良いデザインはさすがアウディだと思う。

フロントマスクでもう一つのお気に入りはブラックスタイリングパッケージ。これは絶対に付けたいオプションの一つでした。シングルフレームグリルやフロントガーニッシュ、サイドウインドウモールなどの装飾がノーマルだとシルバーですがブラックになります。絶対こっちのほうがカッコいい。引き締まって見えるし、グレーのボディとも相性バッチリ。

S LINEに与えられるハニカムグリルとボンネット先端のスリットも好きです。スリットはフェイクという事もあって賛否あるようですが私はワンポイントデザインとして好意的に受け取っています。
f:id:takabosejp:20210925011100j:plain

③リアデザイン
リアもゴテゴテしたデザインではなくスッキリしています。ここでもブラックスタイリングパッケージが落ち着いたデザインを演出しています。
さらにA4はA6のようにフェイクマフラーではありません。しっかり左右2本目視で確認できます。これはGOOD JOB。A6はあんなに高いのにフェイクマフラーとは如何なものか。f:id:takabosejp:20210929223114j:plain

④ホイール
正直標準のホイールはカッコ悪い。そこでオプションの19インチホイールの登場です。
アルミホイール 5Vスポーク スターデザイン マットチタンルック ポリッシュト」という舌を噛みそうなほど長い名前のホイールです。アウディスポーツのホイールなのでこのオプションを選択しただけで本国オーダーになると言われました。19万円もしますがめちゃくちゃカッコいい。タイヤサイズは245/35R19。ピレリのP ZEROを履いてます。めっちゃ高そう。f:id:takabosejp:20210925011355j:plain

インテリア

①コックピット
メルセデスベンツのCクラスが購入候補に挙がらないのはコックピット周りが好きではないからです。シフトノブも無いし、ipadをまんま取り付けたような液晶がどーんとステアリングの奥に付いてるだけ。そしてギラギラ感。アウディはシンプルかつ運転する気にさせてくれるコックピットです。ヴァーチャルコックピットはすごく見やすくて感動しました。でも燃料メータは独立させてほしかった。ちなみにフラットボトムステアリングはオプションです。f:id:takabosejp:20210925013026j:plain

パンチレザーを採用したシフトノブ。これがまた高級感あります。コクッコクッという操作感も運転手のやる気を出させてくれます。f:id:takabosejp:20210925013039j:plain

②インパネ
水平基調でとてもスッキリしています。インテリアデザインも無駄がありません。
マイナーチェンジとの比較はMMIの大きさを見れば一目瞭然。今回からタッチパネルになりましたが、初アウディの私には何の違和感もありません。
エアコンなどの操作スイッチ系は全体的に運転席に傾いているので運転者にやさしい設計になってます。f:id:takabosejp:20210929214838j:plain

③シート
アルカンターラとレザーのスポーツシートです。しっかりと体をホールドしてくれるし、座面の長さが調整できるのが素晴らしい。f:id:takabosejp:20211002181648j:plain

オプションの電動シートなので調整も楽ちん。しかし長時間の座り心地はティグアンのシートに軍配です。ティグアンのほうが厚みもあったしもう少し柔らかかった。f:id:takabosejp:20211002181536j:plain

後部座席

後部座席です。ティグアンに比べると狭いです。もう少しだけ背もたれは寝かせてほしかった。f:id:takabosejp:20211002181739j:plain

アームレストです。底が1.5cmくらいのスペースに何を入れろと??f:id:takabosejp:20211002181742j:plain

後部座席にもエアコンの調整とスマホの充電機能が付いています。中央の段差が結構大きいので中央に座る人は窮屈間違いなし。f:id:takabosejp:20211002181744j:plain

ランクルーム

ランクルームは容量460Lです。意外にもティグアンより10L少ないだけ。もちろん高さは無いですが奥行と幅が結構あります。でもBMW3シリーズは480Lなんだよなぁ。FRだからリアは狭そうなのに。
f:id:takabosejp:20210929211951j:plain

ランクルームの下はデカいバッテリが設置されています。こういうところで前後の重量バランスを取っているのでしょう。かといってフロントに置くスペースも無さそうだけど。このスペースにちょっとした小物くらいしか納められません。でも配線向き出しだし、何も入れないほうが良さそうなのは確か。
f:id:takabosejp:20210929212036j:plain

A4のムカつくところ

①足元の狭さ
センターコンソールが左足側に張り出してかなり狭い。これはエンジンとかクアトロの機構とかトランスミッション機構の配置の関係なんでしょうけど、右ハンドルゆえのデメリットですね。助手席は広いです。f:id:takabosejp:20210929215010j:plain

ステアリングホイールのスイッチ機能
ステアリングのマルチファンクションボタンにドライブセレクトを割り当てられない。(前の世代のA4ならできたらしい)f:id:takabosejp:20211002182854j:plain

レーンキープスイッチがACCとは別のレバーに付いている。
てっきりACCを有効にすれば勝手にレーンキープもやってくれると思ってた。できないので必死にACCのレバー(下側)でレーンキープ機能を探してたら、ウインカーレバーにあることが判明(上側)。ACCのレバーにレーンキープスイッチも一緒にしてほしかった。

f:id:takabosejp:20211002182637j:plain

③電動パーキングブレーキの連動。
前車のティグアンと比較して電動パーキングブレーキの連動が不便。
ティグアンはPレンジに入れシートベルトを外した段階で電動パーキングブレーキがかかっていました。しかしアウディはPレンジに入れてシートベルトを外しても電動パーキングブレーキはかかりません。そもそもPレンジはボタンなのだから、Pレンジに入れた段階で電動パーキングブレーキが動作しても良いような気がするのだが。

しかし、特定の条件でシフトをPレンジに入れると電動パーキングブレーキも連動でかかる模様。どういった条件かまだ把握できていないのでマニュアル見てみようかな。f:id:takabosejp:20210929235317j:plain

④この価格なのにトランクが手動
600万円のクルマなので電動で開閉してほしかったぜ。f:id:takabosejp:20210929221019j:plain

⑤精度の低いナビ
検索しても住所が出てこなかったりはまだ許せる。ダメなのはとにかく現在位置の精度がいまいち。自分が交差点のど真ん中を通過しているのにナビ上の位置は信号の停止線くらいにいるので、路地がたくさんあるようなところでは曲がる場所を通り過ぎてしまう。10年前のティグアンのナビ(クラリオン)ではそんなことなかった。正直Googleマップのほうがはるかに優秀。ただ一つ、手書きで入力できる機能は凄い。
f:id:takabosejp:20211002184029j:plain

A4のクールなところ

①フロントグリル
昼でも夜でも一目見てアウディと分かるデザイン。f:id:takabosejp:20211001003523j:plain

②マフラーがフェイクじゃない
真実の杖なんていらない。f:id:takabosejp:20211001002453j:plain

MMI以外はすべて物理スイッチ
MMIはタッチとなりましたが、それ以外のエアコンやドライブセレクト、アイドリングストップのスイッチ類はすべて物理です。エアコンの温度調整は昔ながらのダイヤル式なので調整しづらいという事はまったくありません。しかも温度調整はアンビエントライトと連動しているので温度を上げればアンビエントライトが赤に、下げれば青に光るという演出がされています。f:id:takabosejp:20211001002923j:plain

④独立した選曲&ボリューム調整ノブ
これを独立させた人は天才ですね。ステアリングにも選曲ボタンはありますが、無意識にこっちを使ってます。音量を最小にすると曲が一時停止するのも些細なことですが便利。f:id:takabosejp:20210929221852j:plain

⑤Bang & Olufsen サウンドシステム
新車を考えてた時は別になくても良いやと思っていました。でも実際B&Oで音楽を聞いてみると凄いです。ダンスミュージックを良く聞くので低音MAX、サブウーファーMAX、サラウンドレベルMAXにしてますが、ちょっとしたクラブハウス状態になります。ディーラが「一度B&Oを付けた人は次のクルマも付けたいってよく言いますよ」と言っていた通りでした。f:id:takabosejp:20210929222011j:plain

以上で車両レビューは終わりです。

次回はドライビングについてレビューします。